カラーの放置時間や、お客様のシャンプーを待つ数分間。
私たち美容師は、手のひらの上でこっそりとある「調合」を行っています。
それは、異なる2つのトリートメントを混ぜ合わせて作る、そのお客様の髪質にドンピシャで合わせた「黄金比」作りです。
「ミルクだと保湿されるけどツヤが足りない」「オイルだとツヤは出るけど内部がパサつく」
1種類のトリートメントだけではどうしても解決できない複雑な髪の悩みをお持ちなら、ワンランク上のケアを取り入れるタイミングです。
今回は、エルジューダのポテンシャルを200%引き出すプロの裏技「混ぜて使う(カクテルする)テクニック」と、あなたに最適な自分専用レシピを大公開します。
オイル×ミルクのカクテル処方
エルジューダを混ぜて使う際の最大の鉄則は、「ミルクタイプとオイルタイプを掛け合わせる」ことです。
(※オイル同士、ミルク同士を混ぜても、質感が重くなるだけで相乗効果は薄いです)
ミルクは髪の内部に水分と補修成分を届けるのが得意ですが、表面のツヤ出しやコーティングはやや苦手です。一方、オイルは表面のツヤ出しや湿気ガードが得意ですが、内部の水分補給には向きません。
この2つを手のひらで混ぜ合わせる(カクテルする)ことで、「内部の強力な保湿」と「外部の完璧なコーティング」を同時に、かつムラなく髪に馴染ませることができるのです。これが、サロン帰りのような「柔らかいのにツヤがある」無敵の質感を生み出す秘密です。
ダメージ別・黄金の配合比率レシピ
それでは、美容師が現場で実際に使っている、髪質・ダメージ別の「エルジューダ黄金レシピ」を公開します。ご自身の髪質に合わせて試してみてください。
レシピ①:太い・硬い髪 × ハイダメージ
カラーやパーマを繰り返し、ゴワゴワに硬くなってしまった剛毛を、一瞬でしなやかにまとめる最強の組み合わせです。
💎 黄金比率 = ミルク 1 : オイル 0.5
【解説】
剛毛を柔らかくする「エマルジョン+」をベースに、ツヤとまとまりを強化する「MO」を少しだけ混ぜます。これにより、重くなりすぎずに芯からほぐれる究極のしっとり髪が完成します。
レシピ②:細い・絡まる髪 × 熱ダメージ
毎日アイロンを使うせいで毛先がチリチリに絡まるけれど、オイルをたっぷり塗るとペタンコになってしまう軟毛の方へ。
💎 黄金比率 = ミルク 1 : オイル 1
【解説】
細い髪用の「エマルジョン」でしっかり水分を補給しつつ、最も軽いオイルである「リンバーセラム」を同量混ぜます。水分は入るのに仕上がりは驚くほど軽くサラサラで、根元のボリュームを一切邪魔しません。
プロの混ぜ方(カクテル手順)
効果を最大化するための、正しい混ぜ方は以下の通りです。
- お風呂上がりの濡れた髪(タオルドライ後)に行います。
- 手のひらに、レシピ通りのプッシュ数のミルクとオイルを出します。
- 両手をこすり合わせ、手のひらの上で白っぽく乳化するまでしっかりと混ぜ合わせます。(ここが一番重要!)
- ダメージが気になる中間〜毛先を中心に、手ぐしを通すようにムラなく馴染ませ、ドライヤーで乾かします。
まとめ:組み合わせ次第で、髪の可能性は無限大
エルジューダの「混ぜ技(カクテル処方)」をマスターすれば、季節の変化やその日のダメージ状態に合わせて、自分専用の完璧なトリートメントを自在に作り出すことができます。
ぜひ、ミルクとオイルの2本を賢く使いこなして、周りが羨むようなワンランク上の美髪を手に入れてくださいね。
